しゅんじゅう

しゅんじゅう
I
しゅんじゅう【春秋】
(1)中国の史書。 一一巻(または一二巻)。 五経の一。 前480年頃成立。 春秋時代の魯(ロ)国の年代記。 隠公から哀公に至る242年間((前722-前481))にわたる事跡を編年体で記す。 孔子の編集に成ると伝えられ, 記載事実の選択, 表現方法など, いわゆる「春秋の筆法」によって歴史への批判を行なったとされる。 春秋時代の呼称はこの書に基づく。 春秋経。
(2)「春秋時代」の略。
~の筆法(ヒツポウ)
(1)孔子の筆になるという「春秋」のような厳しい批判の態度。
(2)〔「春秋」が些事をとりあげて, 大局への関係を説く論法であることから〕
間接的な原因を直接的な原因として表現する論法。 また, 論理に飛躍があるように見えるが, 一面の真理をついているような論法。
II
しゅんじゅう【春秋】
(1)春と秋。
(2)年月。 歳月。

「~を経る」「猶心胆をねる幾~/うもれ木(一葉)」

(3)年齢。 よわい。
(4)中国の史書(別項参照)。
~に富・む
〔史記(斉悼恵王世家)〕
若くて, 将来が希望に満ちている。

「~・む青年」

~の争い
春と秋の優劣の論議。 万葉集以来, 源氏物語など文学作品の題材としても好んで取り上げられた。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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